生涯賃金が高い職種と就業人口との関係

生涯賃金とは一般的にはその人が定年退職までに仕事で得られる賃金の総額を意味する。仕事によって賃金の金額は異なり、数多く存在している職種の中でも総合商社やマスコミ関係、広告業関係は生涯賃金が高い傾向がある。これは勤務時間が不規則なうえに残業や休日出勤が多いことが理由とされている。

また、マスコミ関係や広告業関係などの職種は様々な出費を経費で落とすことが容易な傾向があり、そのために他の職種と比べると支出が低く抑えられるのが特徴である。取得が難しい資格や免許が必須な職種は常態化して人手不足であることが多く、好条件で雇用されることから生涯賃金も高くなりやすい。個人の実力が重視される大手の外資系企業のような職種も生涯賃金が高い傾向があるが、個人差が激しいのも特徴である。

日本の就業人口の中でも生涯賃金が高い職種はごく一部であるが、これは資格や免許が必須であることに加え、そのような職種の多くが高学歴の人材を求めているためである。ランクが高い大学の卒業生ほど生涯賃金が高い職種に就く割合が多くなるが、学力が高い人材は難しい仕事をミスをせずに達成できる可能性が高く、雇う側も厚遇で迎えるためである。

その一方で高学歴でも仕事に就けないケースもあり、必ずしも学歴だけで高収入が約束されるわけではない。特に経験がものを言う技能職は学歴をまったく重視しないこともあるので、最終学歴の良し悪しが生涯賃金の金額を決定するとは限らない。したがって、その目指す職種に対してしっかりとした思いがあるならば、生涯賃金が高い職種にチャレンジすることも出来るのだ。